2025/1/2
暮らせるアトリエ みみみみみとは?

暮らせるアトリエ みみみみみとは?
みかたを変えて、みかたを手放す
「こうでなければいけない」「これが正しい」「普通はこうする」そうしたべき論や誰かの成功体験が、時に自分や他者の可能性を狭めてしまうと思います。
それでも自分が自分であることを手放さないために、「自分が世界をどのようにみているのか」を知り、それを深めたり、時には手放すことが大切だと考え、「みかた」が変わってしまうような滞在の拠点をつくっています。
私たち自身の「みかたが変わる体験」
逍遥学派は「開放とは何か?」というテーマについて3年間雑談してきました。その結果の1つとして「合同会社 逍遥学派」が生まれました。
週に1度2時間を超える雑談を繰り返す中で、持ち寄ったテーマや考えたことをシェアしていく時間そのものが、お互いのみかたを変え、お互いの世界を広げていくような、その時間そのものが開放されているような感覚がありました。
しかし3年間雑談を続けても、「開放とは何か?」の答えははっきりと見つかっていません。それでもその時間の前と後では、考え方や生き方そのものが変わってしまったように感じています。
開放できる場をつくりたい
開放できる場はつくろうと思ってつくられる場ではないと思います。美しさと同じく、呼び込もうと思ったら来ないのかもしれません。
それでも私たちは「開放できる場」がどう作られていくのか、あの3年間の中にあった自分を掬い上げてくれた時間を、いろんな人と新たに作れたら。
「何かをつくること」それが日常の中に溶け込んでいる場は開放できる場になるのではないか?私たちはそう考えています。夢中になれるものに出会った人たちがその場を共にしている。自分にベクトルが向きすぎず、個は個として存在している。
いきなりつくるといっても難しいかもしれません。しかし「みるためにつくる」ということからはじめてもいい、むしろ「つくることはみること」でもあると思います。

名前はみみみみみ
「見る、観る、視る、看る、診る」
みみみみみという名前は「みる」という動詞、「見る、観る、視る、看る、診る」の5つからとりました。

私たちが学んだ美術教育の中では、先生から観察が足りていない、もっとよくみなさいと指導を受けました。オリジナリティのあるものをつくりなさい、ということよりも、深く見ることによって、その人にしかつくれないものが出来上がる、というふうに考えている方もいらっしゃったと思います。
また、看護という言葉は手と目で見護るということであると、看護学校では教えるそうです。これは「みる」ことが、目でみることだけでなく、触れることでもみることができるという教えでもあります。
みみみみみという場を通して、眺める、深くみる、広く見る、裏からみる、可能性をみる、触ってみる…様々な質の「みる」体験と、
みるためにつくる、みるために話す、みるために瞑る…様々な形の「みる」作法をつくっていきます。

自分たちで手を入れた改修の道のり
お借りした古民家は、広間部分がシロアリで朽ちており、大引きから組み直さないといけない状態でした。それをみた時はどのように手を入れていくのか、木がどれくらい必要なのか、全く想像もつきませんでした。

しかし、大工仕事もなさっている”百姓見習い”の形川さんにお力添えいただき、カンナやノミといった伝統的な道具から、丸鋸やジグソーなどの現代的な道具まで、様々な道具を使い分けながら手を動かしていくと、家がどのように作られているのか、今までよりも興味深く、細部までみてしまう自分がいました。

まさにみみみのテーマである「みる」ということは自分で手を加えてみることで、今までの感覚ではものをみれなくなってしまうということなのではないか。そう思います。
違和感をみつけて共有していきたい
私たちは東京で生まれ育ちました。大人になれば就職し、結婚し子供を産むのだろう。そう思い込んでいました。
しかし大人になっても、その実感はわかず、仕事に対してもなぜこれをしているんだろう?と疑問が湧いてしまいました。ここに居場所はないのではないか?と思ったこともあります。
もっと無垢に面白いと思えるものをつくり、好きな場所で暮らし、楽しかったと思える生き方がしたい。
それを「つくってやってみよう。」何かに憑依されたように、好きなことに没頭できる場がつくれたら。
私たちの経験を元に、「問いの旅」という自分に向き合い、問いを探すプログラムをやってみました。その時間には、それぞれの「違和感」が共有され、心地よさだけではないけれど、みんながそれを静かに受け取るような場が自然とつくられていました。
集まった人たちと十分に関係性を築いたり、発見をつくるためには「ゆっくりできる時間と空間」が必要でした。
そのため、みみみみみでは泊まれる環境を整備しています。
潜るまち、甲奴町
甲奴町は、大工仕事をお手伝いいただいている形川さんとのご縁で出会いました。田植えにお邪魔させていただいたとき、理由はわからないけれど、グッと深く空気を吸えるような場所だなと感じました。
観光名所があるわけでもなく、アクセスも簡単ではない場所です。それでも、ここでなら大丈夫だろうと確信してしまいました。

1年近く通ってきた中で強く感じていることが、「ここは深く潜ることのできる場所」だということです。
逍遥学派が普段いる大崎下島は、瀬戸内海の島といっても冬は寒いです。しかしみかんやレモンが華やかで、渡り鳥たちが次の季節に向けた準備をしています。様々ないきものたちの存在を感じながら感覚が広がっていく、まさに自然の豊かさを感じられる場所です。
対して甲奴町は朝晩も寒く、冬には雪も積もり、すぐ太陽も翳ってしまう、自然の厳しさを感じずにはいられない場所です。

この冬と出会った時、ここでやれるのかと不安に駆られました。
しかし、過ごしていく中で、自分の感覚が、鋭く、深く沈んでいくように変わっていきました。季節の移り変わりに敏感に反応するようになりました。
もちろん春になれば生き物たちが眠りから醒め、夏になれば外に出るのが憚られるような暑さにもなります。ですがやはり、私たちにとって甲奴町は深く没頭できる場所です。

なぜ未完成でオープンするのか
みみみみみは、”み”完成の状態でオープンします。それはやはり、完成したものと相対した時に、「受け手」として関わってしまうことの方が多いと感じているからです。
未完成なものだからこそ、「自分ならこうする」あるいは「思わずこうしていた」、そうした自分なりの見出し方が生まれると思います。


つまり遊び場のようであるこの場所で、お越しいただいたみなさんとどんな「遊び」があると面白くなるのか一緒に見つけられたらと考えています。
今後も発見がある空間を目指して手を加えていきます。
過ごし方と環境
みみみはこれから、つくるための環境を整えていきます。
ここまで読んでくださった方は、私たちが考えるつくるという行為が、作品制作に閉じず、自分自身の対話であったり、本を読むことであったり、思いっきり羽根を伸ばすことであったり、そもそも生活そのものがつくることでもある…と、主張をするであろうことは想像に難くないと思います。


大きなテーブルがあったり、印刷機があったり、本があったり、ボードゲームが置いてあったり、座り心地の良い椅子が置いてあったり、作品が展示されていたり…
どんなものでも基本持ち込んで大丈夫です。(火器は厳禁なんですけどね)
自分の執筆、あるいは学習、あるいは制作、あるいは生活環境を持ち込むことを歓迎します。あなたの過ごしたいように過ごしてほしいです。

設備の話をもう少しすると、深く潜っていくためには、過ごしやすい環境が大切だと思い、薪ストーブとその熱を利用した温水式床暖房を設置することにしました。古民家は底冷えしてしまうことが常ですが、床暖房があれば安心だと思います。
夏場はエアコンがなくてギリギリ過ごすことができますので、風があたっても疲れない扇風機を完備しています。

一方で田舎ですので特に夏場から秋にかけて虫は出ます。育ちも生まれも東京の私たちとしては、都市の現代的な部屋でみるよりも、日本家屋で出会う虫は何倍も怖くないと思っています。できるだけ入らないような努力はしますが、私たちは生態系に大きな影響を与えてしまうような化学的な駆除はしません。
時間をかけて、家屋の周りの環境を整えていくことで解決できればと思っています。
とはいえ、虫は苦手な方は冬から春ごろがおすすめです。
Overview of stay
みみみでの滞在について
みみみは「宿泊場所」というよりも「活動のための滞在拠点」を目指しています。リノベーションにあたっては、できるだけ自分たちの手で修繕を行いました。直しながらこの場所で過ごしたことで、甲奴町という地域と暮らしにまつわるたくさんの発見がありました。
だからこそ、自分たちで完璧につくり切るよりも、関わってくださる方々とこんなことができたりするといいんじゃないかと話しながらつくっていけたらと思い、未完成の状態でオープンしました。
なので、まだ足りないことだったり、できていないことがたくさんあります。それでも楽しめる方、そのほうが面白い!と思える方に来てもらえたら嬉しいです。
ゆくゆくは滞在しながら制作、展示を行えるスペースも整備したいと考えています。

【 お部屋のこと 】
できるだけ自分たちで手を入れたセルフリノベーションです。甲奴町で取れた檜を製材しモザイク畳に敷き詰めたRoom1とRoom2のお部屋は建具を外して一間としても利用できますが、二間にすることもできます。
【 設備について 】
キッチン(調味料はそれなりにあります)/お風呂/バスタオル/シャンプー&リンス/石鹸/簡易水栓トイレ/ドライヤー/Wifi/冷蔵庫/電子レンジ/トースター/プロジェクター/薪ストーブ(床暖房)/暖房器具/扇風機
※パジャマ、歯ブラシはご持参ください
【 食事について 】
みみみでは、夕食の時間をご一緒することを大切にしています。(Room1で夕食をご一緒します)
この場が「泊まる空間」という訳ではなく、興味を持って来てくださった方々と関わっていくことで創造的な場になっていくと考えているからです。
※朝食と昼食(2日以上ご滞在の方)はフリータイムです。ご自身で調達をお願いします。
※周辺に徒歩で行けるお店がないため、朝食は予めご自身でご準備ください。購入できるお店へ車でお連れすることもできますが、難しい場合もございますのでご了承ください。
※2泊以上の場合は、追加で食材の買い出しもできますのでおっしゃってください。
【 滞在プラン 】
みみみではそれぞれが好きなことをしながら、心地良い時間を過ごしていただくため一棟貸し切りで、
4名までの滞在とさせていただいています。
※ご予約は1週間前までにお願いします。
● 一棟貸し切り(1組1名〜4名/夕食付き)
◎1泊2日の場合
基本料金:16,500円/1泊1名
2人目以降の追加料金:13,200円/1泊1名
例:3名で2泊3日ご滞在の場合
16,500円×1名+13,200円×2名=42,900円(税込)×1泊
※0~5歳までは無料でご滞在いただけます。
◎2泊3日/3泊4日の場合
基本料金:13,200円/1泊1名
2人目以降の追加料金:9,900円/1泊1名
例:3名で2泊3日ご滞在の場合
13,200円×1名+9,900円×2名=33,000円×2泊
=66,000円(税込)
※0~5歳までは無料でご滞在いただけます。
【 チェックイン/チェックアウト 】
チェックイン:15時〜20時ごろまで
チェックアウト:12時ごろまで
【 キャンセルポリシー 】
キャンセル料として以下の金額を、事前決済した金額から請求させていただきます。
・7日前までのキャンセルはキャンセル料として宿泊費の10%を頂きます。
・2日前までのキャンセルはキャンセル料として宿泊費の50%を頂きます。
・前日及び当日のキャンセルはキャンセル料として宿泊費の100%を頂きます。
・当社の都合でキャンセルになった場合、速やかに全額返金します。
【 アクセス 】
広島県三次市甲奴町(お支払い完了後住所をお送りいたします。)
公共交通機関でお越しの場合
● 広島バスセンターから「ピースライナー」にご乗車いただき、甲奴駅(約120分)
● 福山駅から福塩線で府中駅(約50分)、府中駅から甲奴駅(約50分)
● 福山駅から福塩線で府中駅(約50分)、府中駅から甲奴駅(約50分)
※甲奴駅からは送迎できます。前日までに到着時刻を教えてください。
お車でお越しの場合
● 広島空港から車で約50分
● 尾道駅から車で約50分
● 福山駅から車で約60分
● 広島駅から車で約90分
※レンタカーがおすすめです。
※駐車場があります。











